ICASの研究分野

ICAS は、適応科学に関する文理融合・学際的な新しい研究・教育センターであり、以下の4つの部門で構成されています。


 

適応のための工学的手法開発

皆さんも、最近の集中豪雨の頻発化や台風の巨大化など気候変動を実感していると思います。実際、気候変動に起因すると思われる様々な自然災害が多くなっています。これからは、起きるであろう気候変動に対して、私達の生活を支えている社会基盤施設の実力を見直し、防災能力を向上させることが必要不可欠です。第1 部門では、土木工学、ITなど工学的技術を活用した気候変動に適応できるサステイナブルな技術の構築を目指しています。
研究課題

  1. 日本における複合影響評価と適応技術
  2. IT技術を用いた適応策の検討
  3. 環境負荷低減と災害低減を同時に満足する技術の開発

 


 

気候変動適応型の農業技術開発

気候変動適応型農業の基盤構築に関する研究を行っています。気候変動下でのアジア農村における持続可能な土地利用・農牧業システム、適応型栽培技術の開発、および農地生態系における土壌・水系物質循環保全などをテーマとしています。草原の乾燥化および人為的撹乱が植物群集に与える影響の分析や、作物が夏の異常高温等によって受ける障害や被害の発生要因の解明、さらにはカバークロップや不耕起栽培などの農法と温室効果ガス発生との関係を解析しています。

研究課題

  1. 気候変動下のアジア農村における持続可能な土地利用
  2. 気候変動適応型栽培技術の開発
  3. 気候変動下での農地生態系における土壌・水系物質循環保全

 


 

適応のための生活圏計画・適応政策

都市生活圏を対象として、気候変動や自然災害に対する地域の人々の考え方や適応行動、気候変動による都市環境機能や景観・観光資源への影響、地域の再生資源の利用システムと再生可能エネルギーの開発可能性、地域のエネルギー消費とCO2排出構造、土地利用計画や交通政策など地域レベルの緩和・適応策に関する分析評価に基づいて、気候変動に対する適応のための都市計画、適応政策のあり方とメニューを提案します。

研究課題

  1. 気候変動への適応計画
  2. 地域の再生可能資源の分析評価と再生可能エネルギーの開発
  3. 地域適応策の指針

 


 

新しい安全・安心社会のあり方

新しい安全・安心社会のあり方を追究します。気候変動に脆弱な国々における安全保障への脅威と国家安全保障戦略との関係に関する研究をはじめ、大災害時などに顕在化しやすい社会的な不平等の現状を捉え、社会的公平をいかに実現させるかを検討しています。また戦争・紛争等に端を発する地域コンフリクトをいかに緩和し「共生の知」を生みだしていけるのかについて、現地調査とあわせて理論的検討も行っています。

研究課題

  1. 気候安全保障政策の提言
  2. 社会的公平に関する研究
  3. 「共生の知」の創出

関連研究プロジェクト

ICASは上記4部門に加えて、多数の研究プロジェクトに参加しています。

 

 
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