【ICASメールマガジン Vol.42】2019年10月号

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 台風19号によって各地に甚大な被害が出ていることが連日報道されています。
被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。一日も早く平穏な生活にもど
られることとをお祈り申し上げます。
 今月号は、「茨城豪雨災害対策ワークショップ 第3回豪雨災害に関する情報交
換会」の報告等を記載します。どうぞ最後までご覧ください。
 朝晩日毎に冷え込んできました。体調を崩されませんよう、お体にお気をつけ
てお過ごしください。(今井葉子)


――◆◇ 【報告】茨城大学令和元年台風19号災害支援チームの発足 ◆◇――
 10月12日(土)に上陸・通過した台風19号は、茨城県下にも大きな被害をもた
らしました。水戸キャンパスすぐ近くの那珂川・田野川・藤井川あたりの決壊等
による浸水は、水戸北スマートインターあたりを水没させてしまいました。大子
町や常陸大宮市などの県内の甚大な被害を受け、三村学長が座長となり「茨城大
学令和元年台風19号災害支援チーム」が発足しました。学生向けボランティア参
加説明会には244人もの参加者がありました。

IU学長だより第37号(2019.10.16)(学内限定)
https://www.ibaraki.ac.jp/staff/portal/iu-mail/iu-mail_no037.pdf

 ICASは今回も調査団の立ち上げを呼びかけ、各種調査活動を進めていくことに
なりました。10月15日には学内で緊急ミーティングが開かれ、10月23日に調査団
が立ち上がりました。今回は、研究・産学官連携研究機構が中心となり、いくつ
かの「計画研究」と「公募研究」でグループを構成することになりました。10月
末の時点で、このような構成となっています。

 https://www.ibaraki.ac.jp/news/2019/10/30010575.html

共同団長
 伊藤哲司教授(ICAS機関長)・横木裕宗教授(茨城県地域気候変動適応セン
ター長)
団長補佐
 田村誠准教授(ICAS副機関長)
広報は山崎一希広報室員(広報室)

【計画研究】(括弧内はグループリーダー)
① 被災過程解明グループ(理・小荒井衛教授,工・横木裕宗教授)
② 農業・生態系グループ(農・成澤才彦教授)
③ 情報伝達・避難行動グループ(理・若月泰孝准教授、人文・伊藤哲司教授)
④ 住民ケア支援グループ(教育・金丸隆太准教授)
⑤ 文化財レスキューグループ(人文・添田仁准教授)

【公募研究】
 未定

 11月末もしくは12月初頭には速報版を公表し、社会的な使命を果たしていく所
存です。ご協力・お力添えをお願いいたします。(伊藤哲司)


――◆◇ 【報告】茨城豪雨災害対策ワークショップ開催(2019/10/9)◆◇―
 一昨年度から理学部・若月准教授を中心に始まった豪雨災害に関する情報交換
会、今年度は準備の段階を踏んで、「茨城豪雨災害対策ワークショップ」として
開催されました。茨城県をはじめとする自治体職員、河川事務所職員、気象庁職
員、学生などの参加を得て、基調講演に続き3つのテーマを掲げてワールドカフ
ェ方式のワークショップが開かれました。学内外の多数の方々からご参加頂き、
活発な意見交換がなされました。今回は事前準備の段階から、とくに防災科学技
術研究所の手厚い協力を得ることができました。
 なお、この直後に台風19号による被害が茨城県でも発生してしまい、上記の通
り調査団が組織されました。これまでこの情報交換会で培ってきたネットワーク
を活かしていくべき場にさっそく直面しています。(伊藤哲司)

 日時:10月9日(水)10:00~16:00(その後生協食堂で懇親会)
 会場:茨城大学水戸キャンパス図書館
 内容:プログラムは下記をご覧ください。

 https://events.admb.ibaraki.ac.jp/2019/04000347.html


――◆◇ 【報告】iOPラボ「グレタ・トゥンベリさんの国連演説について
     語ろう」(2019/10/8)◆◇――――――――――――――――――
 スウェーデンの16歳の少女グレタ・トゥンベリさんの、気候変動問題の危機感
を訴えた国会演説が話題になりました。広報室の山崎一希さんの発案で、それに
ついて語るための会がiOPラボのひとつとして開催されました。事前に毎日新聞
の報道があったこともあり、学生のみならず高校生から80代の茨大卒業生まで幅
広い参加があり、多様な人たちが想い語り共有する場となりました。山崎さんと
伊藤がモデレーターを務めました。

 日時 10月8日(火)16:00~17:30
 対象 どなたでも
 会場 水戸キャンパス図書館1階インフォメーションラウンジ

 山崎さんによるそのときの記録が下記にあります。ぜひご覧ください。(伊藤
哲司)

https://www.ibaraki.ac.jp/news/2019/10/18010565.html?fbclid=IwAR2hkrdoMlyX7WHl72pRML8t5MwKUWGet7zj3DzJiEgoQ0ZkT_-gm8EpQyI


――◆◇【案内】土曜アカデミー「文理融合で進める防災・地球環境変動研究」
        (11/9、12/14)◆◇―――――――――――――――――――――――
 ICASでは国文学研究資料館との3年間の共同研究を進めてまいりました。その
一環で茨城大学図書館の土曜アカデミーにて、理学部の野澤准教授、小荒井教授
がセミナーを開催します。(田村誠)

第1回「古日記は科学の宝が隠れている!?」
2019年11月9日(土)15時~16時30分
講師:野澤 恵(茨城大学理学部准教授)

第2回「古地図や米軍写真を使って災害リスクを知る」
2019年12月14日(土)15時~16時30分
講師:小荒井 衛(茨城大学理学部教授)

 http://www.lib.ibaraki.ac.jp/news/index.php?id=274
 https://events.admb.ibaraki.ac.jp/2019/13000349.html


――◆◇ 【報告・案内】日越大学学生がインターンシップで来日 ◆◇――
 茨城大学が担当校となっている日越大学気候変動・開発プログラムの修士2年
の学生たち20名と教員スタッフ2名が10月28日に来日し、日本でのインターンシ
ップがスタートしました。28日にはベトナムでの国際実践教育演習に参加した院
生たちと歓迎会、29日は学長表敬訪問、30日はハノイ科学大学の5名の学生たち
と水戸キャンパスで原口教授、森教授による講義等に参加しました。30日には台
風19号の災害ボランティアにも参加し、NHK水戸版でも報道されました。

 https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20191031/1070008139.html
 (こちらのページは期間限定です)

 31日には農学部の阿見キャンパス訪問、11月2日は工学部の日立キャンパス訪
問をし、各学部長への表敬の他、従事者の先生方の研究室訪問等させていただき、
学生たちは博士課程進学に関心を寄せていました。
 11月1日はつくば市にある防災科学研究所と国立環境研究所を訪問。今後は11
月5日に東京でJICA主催の日越大学交流会&企業説明会参加、6日は常総市を訪問
し水害についての研修、7日は関彰商事訪問、8日は県庁訪問で知事表敬の際には
日越大学から台風19号への寄付金10万円を学生からお渡しする予定となっていま
す。

 11月13日に11名が帰国、日本で自分の調査を予定している学生などは、最終的
に12月13日に帰国の予定です。(竹内亮・水永啓子)


――◆◇【研究動向】全世界のポイントの農産物の収量予報を取得できる
    システムの開発に着手 ◆◇―――――――――――――――――――
 農学部の増冨祐司准教授と農研機構農業環境変動研究センターの飯泉仁之直主
任研究員らがこのたび、気象季節予報や衛星データ、作物生育シミュレーション
モデルを組み合わせた全球対象の農作物収量予報システムの開発に着手しました。
 2021年度の事業完了を目指し、完成すれば全球レベルで1~3ヶ月後の農産物
の収量を予測できる世界初のシステムとして、グローバル規模の食糧安全保障に
大きく貢献することになります。(田村誠)

 https://www.ibaraki.ac.jp/news/2019/10/17010562.html


――◆◇【研究動向】堅田講師が「第60回大気環境学会年会」
        論文賞を受賞 ◆◇―――――――――――――――――――――――
 2019年9月に東京農工大学府中キャンパスにて開催された「第60回大気環境学
会年会」において、下記の共同発表論文が論文賞を受賞しました:

坂本泰一, 中原聡仁, 高橋 章, 反町篤行, 堅田元喜, 松田和秀 (2018) デニ
ューダ・緩和渦集積法を用いたフラックス観測による東京郊外の森林における
PM2.5硝酸塩および硝酸ガスの沈着速度, 大気環境学会誌, 4, 136-143.

 Jstageにて本文をダウンロードできます。(堅田元喜)

 https://www.jstage.jst.go.jp/article/taiki/53/4/53_136/_pdf/-char/ja


――◆◇ 編集後記 ◆◇――――――――――――――――――――――――
 10月に入って甚大な台風被害に見舞われるとは、正直予想していませんでした。
見慣れた風景の場所が被災し、水に浸かってしまった風景に立ち会ったときは、
さすがにショックを受けました。温暖化がどのくらい被害を大きくしてしまって
いるのか正確にはわかりませんが、想定をはるかに上まわる災害が、今後も毎年
のように起きることを予感させられる事態となりました。
 広報室の山崎さんの提案で実現したグレタ・トゥンベリさんの国連演説につい
て語りあう会は、ICASの取り組みの重要性を、外側から教えられる機会ともなり
ました。彼女の、やや感情的にも聞こえる演説には反発や批判の声も上がってい
ますが、若い世代からの強烈なメッセージとして耳を傾けるべきものを含んでい
るように私は思います。
 台風19号災害調査団が立ち上がりましたが、4年前の常総水害のときの調査団
と違う点は、より学内外のネットワークを私たちが有しており、それを活かして
いけるだろうということです。地域に根ざした大学として、しっかりとした取り
組みを学生の参加も得て進めていきます。
 メルマガVol.42はいかがだったでしょうか。このメルマガに対してご意見・ご
要望があれば、ぜひお寄せください。ご寄稿もお待ちしております。お問い合わ
せ等は、下記のメールアドレスまでお願いします。(機関長・伊藤哲司)


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┃   ICASメルマガ編集委員会                        ・
・   2019年11月4日発行                              ・
・   問い合わせ・投稿先:icas-con@ml.ibaraki.ac.jp   ┃
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